2007年06月13日

風呂敷は洗って畳んで

子供から、先月稼動の音ゲー「ポップンミュ-ジック15アドベンチャー」にGBAのロックマンゼロ風味の曲がある!と言ってきました。聴いたらなるほどゼロっぽい。

ロクゼロと言えば、ポータルサイトで先月やっていた「続編を作って欲しいロックマンシリーズ」として、オバサン、一票を投じました。

ゼロ4のラスト、・・・広げた風呂敷を、きれいに畳んでくれました。 難解なSF用語をちりばめまくって設定を壮大に広げすぎて自爆だの、広げた挙句別メディアで続編やら外伝やらスピンアウトものやら作りまくってファンに愛想を尽かされる作品が多い中、エグゼ同様珍しいぐらいきちんと終わった。 ・・・いや、終わりすぎた。 

「きれいに畳んだ後、更にキレイサッパリ燃やしちゃった。灰も残らないぐらい。」 というのが私と子供の感想です。

ゼロCM集 (特に3のCMに萌えるバカ親子)

灰も残らないぐらい・・・4のCMでバッチリ宣言されちゃっているようなものですが、ここから先は彼はいないという暗示、自身の成り立ちが既に悲劇のヒーローだから、それを考えればあのラストはアリだけど、やっぱ悲しかった。3で終わっても良かったけど、それじゃDr.バイルがまだ居るし・・・。

ゼクスシリーズが続くにつれて、あれからどうなったかが少しづつ明らかにされるでしょうが、できれば後日談という形で、もう一度ゼロに姿を見せて欲しい。

エグゼのラストは、 「広げた風呂敷をきれいに洗って、アイロンもかけて畳んでくれた。」 という印象です。

存在を知る→絆を強める→同じ地面(電脳世界)に立って向き合う→人としての姿を現す→同じ地面(現実世界)に立って触れ合う

ちゃあんと順序立てています。しかも20年後のオマケ付き。

畳まれたそれは、私達親子の心の中のタンスの一番上段に、防虫剤とともに大切に大切にしまわれました。あの「生活感やら諺やらレトロネタやらに満ち溢れたロックマンエグゼ」だから、玉虫※注も入れておきました。(笑)

でも、今でもしょっちゅう出しては遊んでいます。

※注・・・光り輝く虫の王者だから、他の(衣類の)害虫が寄り付かないという意味で、昔はタンスに良く入れていた。他にも着物に困らない、お金が溜まる、恋人ができる、といったレディコミ雑誌の怪しい広告みたいなマジナイ効果があると信じられていた。もちろん生きた状態では入れないと思うが・・・。おばあちゃんの時代のムシキングだな。

昭和35年、法隆寺の玉虫厨子を復元した際に全国から玉虫を募ったが、タンスに入れていたそれを郵送する人も多かったそう。最近見ないなあ。玉虫。(学年誌でやってたポケモンのタマムシ大学の博士認定テストを、子供が真剣に受けてたっけ。)