2007年05月09日
テレビゲームのひみつ
記念すべきブログ100回目は何にしようかと考えていたら、すんごいネタ浮上!
カプコン、業界初、学研と学習教材「テレビゲームのひみつ」を発刊! 社会貢献活動として全国の小学校および公立図書館に寄贈
読みたい!!! が、残念なことに非売品。"全国約24,000の小学校と約2,700の公立図書館に寄贈"ってあるけど、市の図書館に入るかなあ。とりあえず親戚のボウズ(小4)に学校の図書館で探してくれ!と頼んどこ。
「学研・まんがでよくわかるシリーズ」は、学校の授業などで使われる非売品学習マンガ。協賛企業からの取材協力・資金提供を受け、各企業の広告も兼ね備えた「○○のひみつ」を制作、全国の小学校や図書館に無償配布という確実に数が出て、且つ返品ゼロの中々優れたシステムみたいです。(ちなみに学研のサイトによると、ご協賛料金は30.000.000円ナリ) 企業PRの景品としても提供されているようなので、今後カプコンサイトは要チェックだな。
現在まで、NTTドコモ協賛の「けいたい電話のひみつ」、ハウス食品協賛の「カレーのひみつ」、ワコール協賛の「下着のひみつ」(ちょっと読みたい)、TOTOの「トイレのひみつ」(これも読みたい)、アサヒ飲料の「サイダーのひみつ」、ライオンの「歯と歯みがきのひみつ」、日本マクドナルドの「ハンバーガーのひみつ」、ローソンの「コンビニのひみつ」、本田技研の「燃料電池車のひみつ」、住友林業の「森と木のひみつ」、ヤフーの「インターネットのひみつ」(作画は鷹岬諒かあさだみほでロックマンエグゼに解説、案内して欲しい!)、法務省キッズルームによる「裁判のひみつ」等々と、あらゆる業種に亘って既刊31冊に秘密がてんこもりのようです。
おおっ!流星のロックマンも出てる!柱のミニ知識も要チェック!(プラサカプコンのことやん) 作画陣を見たら、鳥山明の元アシスタントひすゎしこと田中久がシリーズ中何本か描いていました。
で、「テレビゲームのひみつ」ですが、目次でもわかる通り、ゲーム制作の過程、その歴史、業界の取り組み、医療・福祉現場で活かされるゲーム、果ては著作権法に至るまで、マンガでわかりやすく解説しているんだそうな。
「バイオハザード」「デッドライジング」「GTA」といった世間で言われるところの反社会性を帯びた暴力残酷描写のあるゲームをリリースして、何かと槍玉に挙げられるカプコンが協力するってトコがミソね。単に任天堂に断られただけかもしんないけど。
セガ、スクエニは小学生ユーザー少ないし、コナミは遊戯王カード目当てのユーザー中心だし、バンナムは子供向けでもマンガ原作路線だし・・・してみるとバイオとか出す一方で、ロックマンシリーズという小中学生男子に圧倒的に支持される独自の優良コンテンツを持つカプコンが一番その辺り~何かと誤解されやすいゲームへの正しい認識を啓蒙する~を語る資格が有るゲーム会社だと思います。
エライぞ、カプコン!がんばれ、カプコン! できれば子供より保護者に読ませて、ゲームへの誤った認識を改めさせてくれ!カプコン!!!
・・・と、ここまで書いて、ウチに似たような体裁の本があったことを思い出しました。
がっぷ獅子丸著「ゲーム業界のフシギ」※注
学研まんがとの併読を、絶対にオススメしません!
※注・・・「完全自殺マニュアル」や「バトル・ロワイヤル」の太田出版刊行ですから・・・。