2007年04月27日

20.5光年先からのブラザーバンド

生命体の存在の確立がかなり高い惑星が発見されました。地球から20.5光年の距離・・・ちっかー!

  

いやさ、14万8千光年彼方の大マゼラン星雲にあるイスカンダル星にコスモクリーナーDを貰いに行く話や、300万光年離れたM78星雲(別名光の国)から来たヒーローの話※注1に夢中になってた世代だから、20.5なんて近所もいいとこって感じがしちゃってさ~。

光の速度で片道20.5年。 光通信できたとしても発信→返信が来るまで早くて41年。 自分が生きているうちはまず無理!でもでも、これで流星のロックマンで言うところのブラザーバンド(未知なる生命体との友好関係)は全くの絵空事じゃないってこと!?生物、しかも高等生物がいたら・・・。パイオニア10号に搭載されたメッセージ(下図参照)も誰かが回収しているかも。 もし、カール・セーガン博士※注3が御存命だったら何て仰るかしら。

拡大して見る!

あっちの星の様子がある程度わかったら、未来は星野之宣の「2001夜物語」みたいなのもアリか!いやいや、ロケットでワープ航法するより、堀晃※注2のSF小説みたいに街ごとまとめて電送通信移動(電波変換みたいなの)か。

こういう壮大、荘厳な宇宙のニュースって、身の回りの卑近なことが、み~んな大したコト無いや!って前向きな気分になれて実にイイ!

地球は地球で驚異に満ち満ちた星で、これまた浮世の憂さを忘れさせてくれます。

ナショナルジオグラフィックHPより

植松伸夫作曲のFF音楽「プレリュード」が聴こえるような・・・。

※注1・・・宇宙戦艦ヤマトとウルトラマン(ウルトラシリーズ)。ネビュラ71遊星なんかワリと近そうな気がするが(蒲生譲二と時間差無しで会話してたから)、どんなもん離れていたのかしらん?

ウルトラの星はホントはM87だったが脚本の誤植でM78になったとか。実在する天体のM87はおとめ座にある地球から5480万光年離れた楕円銀河、M78はオリオン座にある1600光年離れた反射星雲(星間分子雲)。


※注2
・・・天文学者、作家。NASAの惑星探査計画、地球外知的生命体との交信を目指す電波探査計画(流星のロックマンの設定は、この辺りが元ネタと思われる)に携わる。1996年没。著書「人はなぜエセ科学に騙されるのか」(1995年)で、アメリカのゆとり教育を非難し日本の教育を褒めていたが、今の日本の現状を見たらきっとお嘆きになることでしょう。

※注3・・・SF作家。脳改造して情報処理装置との複合体となったサイボーグ、情報管理官達を描く短編の情報サイボーグシリーズは、ロックマンエグゼ好きにお薦め。

追記

この星を「第二の地球」と紹介するマスコミに、早くも地球人類の驕りみたいなのを感じます。 「ここは、オレたちの星だ!地球人の勝手にはさせない!」 ・・・お約束。