2007年02月14日

オタク親子サンダーバードインジャパンに行く

名古屋パルコで開催の「サンダーバード イン ジャパン」に親子で行って参りました。(パパは出勤、残念) パルコギャラリーに来るのは「タカラトミー展」以来。むろん母の強い希望である。(笑)

入場したとたんにガックリきました。だって民放での再放送から作られた日本語版主題歌が、エンドレスに流されているのですもの。

NHK初放映時は、50分の放映時間に合わせてフィルムが一部カットされたそうですが、その後民放で30分番組として数え切れないぐらい再放映されたことを考えると、日本上陸40周年記念イベント!と銘打つなら、ここはやはり1966年の初放映時を基準にして欲しかったなあ。(オバサンのこだわり※注1

でも、ま、やっぱカッコイイです。 今の子供達に「現代のCGや特撮技術でも絶対に超えられない!」(実際に越えられなかったが)と自信を持って薦められる作品の筆頭です。

展示内容は、

1.サンダーバードが上陸した昭和の日本をクローズアップ。 当時の時代背景とサンダーバードコレクション等を紹介。
3.サンダーバードの舞台となるトレーシーアイランドと サンダーバードのセレブな世界の紹介。
4.各界著名人からのエール色紙展示 ショップ

という順路です。 サンダーバード作品そのもの・・・というよりは、TV放映されて人気を博した1960年代後半~70年代の日本の少年文化に焦点が置かれているようです。 でも、和室が再現されていましたが、ちゃぶ台、古いテレビ、昔の少年雑誌ぐらいで、他の小道具(茶箪笥、鏡台、足踏みミシンといった家具や道具、コップ、湯のみ等の生活用品)が無い為、バカにスッキリしたシンプルライフの室内風景でした。(この時代の一般家庭って、テイストが揃っていないモノがゴチャゴチャあるのが特徴。)

しょぼい方の秘密基地

あとは、イマイのプラモと、その他サンダーバード商品がいっぱい。親戚の家にでっかい秘密基地があって時間を忘れて遊んだなあ~。

昭和レトロブームで、一躍再評価された蔦谷喜一によるきいちのサンダーバードぬりえにも感動しました。(凄いコラボ) 「とってもおしゃれなペネロープ」・・・なんて絵があるのかな?全ページ見たい。ショップでは、きいちのじゃない塗り絵が復刻販売されていました。コレも覚えてます。懐かしい。※注2

この絵でサンダーバードはキツイ

昭和の風物のパネル展示も色々ありまして、アポロ11号関連の所では、 「ロックマン、サターン5型って知ってる?」 と、お約束の台詞でございます。 (もちろんペネロープカーを見て「やいとちゃんのクルマだ!」と喜ぶ。) 雑誌広告パネルの出典は「ちびっこ広告図案帳」ですね。

先の昭和レトロシリーズの展示の方に力が入っているせいで、続くサンダーバード本編の展示品ですが、特にスゴイ!って感じがしなかったです。でも、ペネロープ嬢の衣装は今でも全く古びないデザインで、細部まで人間用そのもので驚きでした。

子供は、肖像画の目が光るようになっていなかったのが、随分とご不満の様子。わかるわかる! 例の忍者屋敷みたいなヒミツの回転扉も欲しいよね~。

他の展示品は撮影厳禁でしたが、ぺネロープの部屋と1号機操縦席は記念撮影OK!

「スイッチを押すと、この辺から国際救助隊の制服がせり上がって出てくるんだよ。」と教えるオレ。(でもここで着替えている姿を想像すると笑える。)

狭い中でうまくまとめた展示で、入場料分(大人500円)は楽しめましたが、心底残念だったのは小松崎茂の原画が一枚も無かったことです。

一昨年開催された小松崎茂展(日曜なのに関わらずガラ空きだった)では、一点一点じっくりと穴の開くほど鑑賞させていただき、「生きてて良かった!」とパパと二人で感涙に咽びました。

サンダーバードはイギリスの作品でも、プラモデルのパッケージアートは日本が!小松崎茂が最高峰!なのに原画が無いなんて・・・。子供も「小松崎茂展の方が面白かった。」とバッサリ。

最後の色紙展示も、みうらじゅんと盟和電機は妥当な線なものの、パラダイス山元、アメリカザリガニといったわかったような解らないような人選で、お笑い方面なら、まず、サンバーダードのとんねるずでしょっ!と、もうひとツッコミして会場を後にしました。

帰宅後は、ムーンベースのお姉ちゃんの色っぽさや、スティングレイのトニー谷の語りのスバラシサ(?)といった外国ドラマやスーパー・マリオネーション(←任天堂ゲームのことではナイ)周辺のネタで盛り上がる父母の横で子供がアキレルという、いつもの一家団欒でした。

※注1・・・実家のじじい(75歳)に話したら「サンダーバードは日曜6時のNHKに決まってるだろうが!日本語の歌なんか無い!」と一蹴。新聞紙で国際救助隊のボーシやタスキ(?)を作ってくれた、当時買ったばかりのテープレコーダーで番組をテスト録音していた父ちゃんである。(多分テープが実家のどこかに現存する。)

※注2・・・オバサンが小さい時は、塗り絵はただ塗るだけで子供の想像力を害する!良くない!って教育関係者からボロカス言われてた。脳に良い塗り絵ブームと隔絶の感があります。

おまけ

とんねるずのサンバーダー
本家OP
せっかくだから「ジョー90」データを脳にインストール!