2007年01月11日
スバル(プレアデス星団)を見上げて・・・
朝日小学生新聞に掲載された流星のロックマンの全面学習広告がポスター化された品をいただきました。※注1
フムフムと、興味深く最新の星についての記事(冥王星が惑星から降格された話とか)を拝読させていただきました。おりしも、一年で最も空気が澄んで星が美しく見えるシーズン。(寒いが・・・)天文ファン小学生だった頃を思い出して夜空を見上げ、ついでに星の本や星座早見盤をひっぱり出して、FM星人ゆかり(?)の星座をトクトクと子供に語ったりしています。
スバルの部屋にもでっかい天体望遠鏡がありますが、もちろん狙った星を自動的に追尾する機能が付いていることでしょう。ベッド脇の窓から直接空を見ることができる部屋の作りだしね。いいなあ~。愛機の高橋製作所製65mm赤道儀屈折式天体望遠鏡は高性能だったものの、子供の手にはかなり重く、いちいちバラして外に運び出すのが大変でした。
長じるにつれて、興味は天体よかマンガやアニメや音楽聞きつつイラスト描く事とかになっちゃった駄目オタク母ですが、今でも星空にロマンを感じるのには変わりありません。
小学生新聞とタイアップするのなら、もう一歩進んで日本各地のプラネタリウムで「流星のロックマンと巡る星空の世界」なんてプログラムをやってくれないかな。「ドラえもんが案内する○○」って学習企画モノは、よく学年誌なんかで見かけますが、宇宙モノなら今は流星!
ネーミングから小道具まで、星に関するものがいっぱい※注2で、楽しませてもらっています。(まだプレイ中)
※注1・・・いつもコメントをくださる「難波の帝王の母」様からのいただきものです。ありがとうございました。これら流星関連ポスターを一挙に本宅ホームページのポスターコレクションにUPいたしました。是非どうぞ。
※注2・・・スバルと大抵カタカナ表記される為に外来語の星座名と良く誤解されるが、おうし座のプレアデス星団の和名。れっきとした日本語。古事記にも登場する髪や手首にかける玉飾りの「美須麻流(ミスマル)」と、「集まる」「統率する」の意の古語「統(す)ばる」が語源とか。(漢字の昴も動詞「統ばる」と同じ意味) むろん、クルマも歌も文芸雑誌も巨大天体望遠鏡(こちらは平仮名表記ですばる)の名もこれに由来する。
枕草子254段に
星は すばる ひこぼし 明星 ゆふづつ よばひ星 すこしをかし 尾だになからましかば まいて
とあり、古来から日本でも親しまれた天体である。ひこぼしは七夕でおなじみのわし座アルタイル、明星とゆうづつはどちらも金星(明けの明星、宵の明星)のこと。最後のよばひ星は流星。(彗星説もある)夜這い星だなんてヒドイ。
今の季節だと夜9時頃になれば、中空にオリオン座が見えるが、オリオンの胴体の帯部分に当たる三ツ星を繋ぐ直線を右上に延ばしていくと、ぼんやりと5~6個の星が集まっているのが見える。これがプレアデス星団こと『スバル』。三ツ星を繋ぐ直線を左下(東南約30度)に延ばすと、全天一明るい(マイナス1.5等星)おおいぬ座のシリウスに行き当たる。
ゲームのスバルの部屋には、シャトルと、このプレアデス星団と思しきポスターが貼られている。写真2枚目にもあるように、青白く輝く星々はことの他美しいので、流星プレイヤーに限らず天体写真に接する機会があれば、是非ご覧になってください。
しかし、今回はマジメな内容だなあ。
参考文献・・・野尻抱影著「新星座巡礼」「星と伝説」他