2008年05月18日
デジャ・ヴュの音楽
Perfumeのヒットでテクノ(ってかテクノポップ)再評価の流れで、久々にYMO※注1を聴き直しています。
ロックマンエグゼのゲームやアニメには、80年代風テクノやフュージョン、果てはプログレっぽい曲まで色々とあり、お子様ゲーム(アニメ)侮り難し!なんですが、こういった初めてなのに、どこか聴き覚えがあるような曲を、個人的に「デジャヴュ音楽」と名づけています。
deja vu・・・未経験なことなのに、いつかどこかで既に経験したことであるかのように感じられること。既視感。
一昨年、ゲームセンターで他の人がプレイしていたギタフリから、これまた聴いたことがあるようなプログレロック風のデジャヴュ曲が流れて気になって気になって!
画面に表示された曲名「The Least 100sec」を覗き見て(不審者!)、帰宅後ネットで調べたら、とってもエマーソン・レイク&パーマー※注2の「恐怖の頭脳改革・悪の教典#9・第2印象」(改めて書くとスゴいタイトル)でした。アーケードゲーム侮り難し!
pop'n music(ポップン)、beatmaniaIIDX(ニデラ・弐寺)、GuitarFreaks&DrumMania(ギタドラ)・・・この辺はあらゆる音楽ジャンルの最大公約数的な曲が入っているという感じで、オバサン世代にとっても覚えがあるようなのがいっぱい。聴き覚えどころか、まんまカバー曲も多く、いよいよオールド音楽ファンの血が騒ぎます。
本宅にも少し書きましたが、昔の曲がオマージュとかリスペクトとかトリビュートという言葉の元で蘇っている中でも、ゲーム曲の場合は、よりカッコよく見せる!情景を印象付ける!聴かせる!(音ゲーの場合は叩かせる!弾かせる!)が、そもそも意図するところだから、改良に改良を重ねた感じがして実に良い。
何より音質がクリアでよろしい。レコードからCDデジタル化した時、「これで、ホワイトノイズにイライラしなくて済む!」と大喜びしたからなあ~。
今はまたアナログ盤の方が音質が柔らかいだの、再生音域が広いだのと見直されていますが、指紋が付かないように神経使って扱ったのに関わらず、傷が付いたり針が飛んだりと自分はもうイヤ。音はもっと気軽に楽しみたい。携帯ゲームが好きな理由と同じく、主婦ともなるとテレビやオーディオセットの前で、どっかと落ち着いているわけにはいかない。ちょっと手が空いた時に、さくっと寝しなに遊べる聴けるに限る。
ギーガのジャケが怖い!開くと更に怖い!
そんな気に入ったデジャヴュ曲は、CDを購入したりダウンロードして母秘蔵(とゆーより長年実家に置きっぱなし)のレコードと聴き比べています。弐寺にカバー曲として入っているアース・ウィンド&ファイアーの「宇宙のファンタジー」を子供と聴き直しましたが、 「コレLPジャケットが長岡秀星でカッコイイんだよ~!特に内ジャケ!」 「へ~・・・、あ、かっこいい。」 と、ゲームが親子の会話のネタになって、子供も単なる親の昔話ではなく、好きな音楽の周辺情報として素直に耳を傾けてくれます。パパには「テイク・オン・ミー」がウケています。懐かしいわ。