2007年06月26日
図書館でタイムトリップ
学習マンガの作家名に並ぶ懐かしくも恐ろしい、その名は ムロタニ・ツネ象
「学研まんが世界の歴史」。こども図書館の歴史・偉人伝記コーナーの一角に数冊並んでいました。
絵本や児童書は好きだから子供が大きくなっても書店でチェックはしていましたが、これは知らなんだ。だいたいこの表紙ではパッと見わからない。でも、中身読んだらコマの端々に代表作「地獄くん」を髣髴とさせるザコキャラや効果が見て取れました。
「地獄くん」・・・怖かった、てゆか今見ても怖いわ! とても「かみなり坊やピッカリ・ビー 」に「ファイトだ!!ピュー太」を描いている同じ作家とは思えない。でも、恐怖物描く人ってギャグも凄く面白いの描くからなあ。※注
しかし、いかな学研の学習マンガといえど、ムロタニ・ツネ象という名を見ちゃった以上、これでは「かがやく国際社会へ」のタイトルで世界平和への道のりが描かれていても、核戦争による人類滅亡までの時間を示す時計(世界終末時計)が、「地獄の声」の三太郎少年の耳に聞こえる地獄時計になってしまう。
ゴッチ・・・ゴッチ・・・ゴッチ・・・ゴッチ・・・ いやあああああ!!!
しかし、ロックマンカプコン関連の書籍、新聞を捜しに来てえらいタイムトリップをしてしもうた。とりあえず日経新聞の「株トレーダー瞬」の記事を読んで、現代社会に戻って参りました。
※注・・・楳図かずおは「まことちゃん」や「アゲイン」という大傑作があるし、古賀新一が時折「エコエコアザラク」で見せるギャグも秀逸。日野日出志の「地獄の子守唄」は最早怖いの通り越して笑える。怖いが笑えてしょうがない山咲
トオルの「戦慄!!タコ少女」は、ここんち親子のイチオシ。♪あなたウツボで、わたしタコ~(デュエットするな)
ゲーム分野では「サイレントヒル」プロデューサー&サウンドの山岡晃(アキラヤマオカ)も、ビートマニアIIDXじゃ「♪脇の毛そよぐ~鯉~」だの「干物でこらしめろ!腹筋!背筋!」なんて電波ソングやってるし。サービス精神旺盛でないと作れないという点で、恐怖とお笑いは根っこは同一で表裏一体ってことかしら。